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柚希「蜜柑の過去を聞いて……あの子を憎む気持ちがないって言ったら嘘になるけど……
それ以上にどうして蜜柑の苦しみに気づかなかったんだろうって…
私は…一番近くにいたのに…
本当はあの子の一番の理解者にならないといけないのに…」
最後の方は涙声だった。
棗「だったら…今からそうなればいい…」
柚希「え…」
棗「…過去を変えることはできない…。だが…未来を変えることならできる…」
柚希「棗君…」
棗「…少しずつやっていけばいい…」
柚希「……」
陸「そうだよ。蜜柑ちゃんは今柚希の近くにいるんだから…」
柚希「…うん…」
棗「…もう遅いし帰るぞ」
棗達は寮に帰っていった。
だが…その場に流架がいないことに棗達は気づいていなかった…
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