ちったい氷呂さん

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「そ…そんな!これから保健医×幼児のほのぼの萌えが始まると言うのに!」 「帰れ」 「ヒロちゃんっ!授業終わったらお迎えに来るからねぇ~」 「ばいばー」 戻りたくないと駄々をこねる眞城が、三人がかりで保健室から引きずり出されるのを手を振って氷呂が見送るが、保健室の扉が閉じられるとそのままのポーズで動きが止まった。 「…木崎?」 「ぅ…」 みるみるうちに大きな瞳いっぱいに涙が溢れ、小さな体がぷるぷると震え始めた。 「まちろ…りお…はとり…しゅじゃく…いにゃい…」 「お、お前今バイバイしただろっ!?」 「いにゃ…」 見知った顔が居なくなった事で急激に不安になったのか、今にも泣き出しそうになる氷呂を慌てて抱き上げあやすが、泣き止みそうにない。 「ぅー…」 「…はっ!木崎!仮面ライダーは好きか!」 「らいらー?」
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