ちったい氷呂さん

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「…オイ木崎」 「ぅんー…」 「木崎」 「やぁー…」 「オイコラ起きやがれ木崎」 「ぶっ!」 ぺちぺちと頬を叩いて覚醒を促すも、鬱陶しそうにその手を払われ、その態度にイラッときたのか思いっきり額をひっぱたき、驚いたようにびくりと跳ねた頭を無理矢理に自分の方に顔を向けさせる。 「あ…?い、いせ?」 「今てめぇが置かれている状況を、なぜそうなったのか50文字以内に速やかに説明しろ」 寝起きでぼぉっとした表情で、眩しそうに目をほそめ軽く左右に首を降り覚醒しようとする氷呂の頭を再度はたき、手を離す。 「状況…って、そもそも何故貴方が私の部屋に…」 「ここは保健室だ」 「…は?………………って、貴方私の下着何処にやったんですか!?」 「お前穿いてないのか!?」
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