ちったい氷呂さん

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いまいち理解できていない現状を理解しようと頭をフル回転させる中、ふと下半身の違和感を感じ布団を捲るとそこには何も穿いていない自分の脚… そして、何故か隣で爆睡するホスト。 「伊瀬…説明してください」 「聞きたいのはこっちだ」 ひとまず、下に何も身に付けていないこと以外には体に違和感はない。よし。 「木崎、ひとつ聞きたいんだが…まさか宇野にヤ「何もありません 仮に宇野先生が小指サイズだったり私が上だった可能性を考慮したとしても何もありません」 「…本当だろうな」 まだ納得はしていないのか、少し寝癖のついてしまった氷呂の髪を指先でとかしてやりながら、体半分ほど近付くとその分氷呂の体が後ろへと下がる。 「…なんですか」 「安心しろ。本当に無事か確認してやる」 「何に安心しろと言うんで……っちょ!脚を触るな!」 「大丈夫。調べるだけだから。隅々まで」 「い、いらな…っちょ、やめっ…ひゃあっ?!」
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