ちったい氷呂さん

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「…まあ、なんだ。お前も色々と大変なんだな木崎」 「…先生。心にもない慰めは不要です …と、言うか…本当に小さくなっていたんですね…私は」 頭に乗せられた宇野の手を払い退け、滅多に見ない幸せそうな笑顔で眞城が見せてきた、朱雀に抱っこされる小さい自分の写メを改めて見つめる。 記憶は全く残っていないが、残っていなくて助かった。 もしも残っていたなら間違いなく数日は引きこもるような事をしていたような気がする。 「小さくてふにふにでマジ可愛かったぞ! 思ってたよりも早くもとに戻ったのが残念だったが…もっといろんな絡みが見たかった…」 「ねぇ~ヒロちゃん本当に伊瀬先輩になんにもされてないのぉ?」 「されてたまりますか」
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