ハトリの話

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「ヒロちゃーん!反省してるよーごめんなさい! もう生徒会室でえっちしませーん!」 一時間に渡る氷呂の説教を床に正座したままくらい、涙目でぷるぷると足の痺れを耐えるハトリを見下ろす氷呂の目に嗜虐の色が浮かぶ。 「反省していますか?」 「してるよー…」 「じゃあ、ちゃんと態度で示してくれますか?」 「た…態度?」 「ハトリは、相手が沢山の方が好きなんですね」 「べ…別にそれだけが好きとかそんなんじゃ…えっと…ヒロちゃん?」 正座をしたまま、困惑した表情の上目遣いになるハトリの頬を撫で、口元に笑みを浮かべたままゆっくりとハトリの耳元に近付き口を開く。 「私と、璃王と、朱雀。三人の…」 「…えっ?」
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