鬼の霍乱

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◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 鳥居に寮まで送られて、一眠りした後ではもう眠れないだろうが、ひとまず言われた通りにベッドの中で目を閉じた。 保健室ではたいした事はないと思っていたのだが、一人でじっとしているとじわじわと体が重くなっていくのがわかる。 「…はぁ…」 まだ、やりかけの仕事が幾つか生徒会室に残っている。 ハトリに今日中に提出させなければいけない書類を預けっぱなしだ。 それに… つらつらとそんな事を考えているうちに、余程疲れがたまっていたのかじわじわと上下のまぶたが落ちていきそうになる。 「ふぁ…」 とにかく、風邪ぐらいなら寝ていればじきになおるはずだ。 小さくあくびをすると、布団のなかに潜り込みぎゅっと目を閉じた。
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