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「眞城…や、やめ…」
氷呂が、俺の名前を呼んでいる。
「いや、だ…眞城…なんで…」
氷呂の瞳が、俺だけを映している。
「痛…ぃっ、まし…ろ…嫌、や…眞城…っ!」
氷呂の中に、俺がいる。
「氷呂」
今頃、気付かなければよかった。
「氷呂」
もっと早く、気付けばよかった。
「氷呂」
そうしたら、もっと…
「好きだ…」
俺達は、別の形で側に居られたんだろうか。
眞城「…なんだこれは」
保河「うわあああ!かっ、書きかけを読まないでください!」
眞城「もう一度問おう。これはなんだ」
保河「眞城×木崎でヤンデレ堕ち小説です」
眞城「……」
保河「暴力反対!」
眞城「自分が出てきても萌えないだろ。生徒会の誰かに名前を書き換えていいか」
保河「ダメです。今唐突に爽やか君が嫉妬でヤンデレる話に萌えを見出だしたんです」
眞城「……」
保河「暴力反対いいい!」
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