ハトリと璃王と朱雀

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そんな可愛いボクだったから、回りの大人からはものすごく可愛がられた。 勿論、うちの会社とオチカヅキになるきっかけに…なんて思ってた人が大半なんだろうけど。 パーティーの中では、ケーキを食べろだの可愛いだの頭を撫でられて可愛がれて、それこそお姫様の扱い。 そんな中で。 「あっ!」 「ああ…ごめんね…?お洋服が濡れちゃったね。あっちのお部屋で着替えようか」 「ん…」 知らないお兄ちゃんの飲み物が零れて、ボクの着ていた服が濡れちゃって。 パパとママは他の人と話をしていて僕の方に目が届いていなくて、パーティーも身内ばかりだから子供を一人で置いていてもそんなに心配は無かったらしい。
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