木崎×眞城

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落ち着け俺。落ち着くんだ俺。 こんな時は吉良さんを見習って素数を数えればいい。 「えっと…ひとよひとよにひとみごろ…」 いやちがう。これは違う。 「急にどうしたんですか?眞城」 「ひいいいっ!」 「…失礼な人ですね」 「だ、だったら俺の上からどいてくれ!」 何で俺は氷呂に押し倒されてるんだ!?たすけて○ーりん! 「眞城が悪いんですよ…私の気持ちに全く気付いてくれないんですから…」 「お、おまえ!あの転入生はどうしたんだよ!好きなんじゃないのか!?」 「七桜の事は好きですよ?可愛い弟のようで、大好きです」 なんだ、この非王道小説でいきなり生徒会がマリモから主人公ルートに乗り換えた時みたいな台詞は!! 「私は…ずっと眞城の事が好きだったんです…」
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