こんな話を書いてた

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「犬養先生、退いてください」 「嫌だ」 真っ直ぐに見つめられ、目を逸らすことができなくなる。 「いぬか…っ ん…っ!?」 再度名を呼ぼうと開いた唇は、犬養の唇に言葉ごと塞がれ飲み込まれ、同時にぬるりとした感触が侵入する。 「ま、て…やめ…ん、ぁっ」 侵入した舌が口腔内を這い、濡れた音を立てて舌に絡み付き吸いあげる。 シャツの下から滑り込んだ手の冷たさに一瞬体が跳ね、やめさせようと犬養の手を掴むが逆にその手を押さえ付けられ身動きを奪われる。 「先輩…」 「っちょ、お前…っ!?」 下腹部にごりごりとした固いものが押し付けられ、思わず身を竦める。
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