五光先輩と氷呂

3/10
前へ
/184ページ
次へ
まあ、吉野ちゃんが張り切る理由なんて一つしか思い浮かばないんだけどねー 吉野ちゃんが飛び込んだ教室についていくと、案の定そこに居たのは氷呂ちゃん。 わーい、今日も美人さんだー 「よ…吉野?いきなり抱き着いてどうしたんですか?ちょ…っくすぐったい…ですってば」 「氷呂…っ」 一見、大型わんこがご主人様にじゃれついてるように見えるけど、今これ、吉野ちゃん氷呂ちゃんの匂い全力で嗅いでるからね。 以前氷呂ちゃんがシャンプー変えた時、当然吉野ちゃんは気付いて同じシャンプー使ってる奴を問い詰め倒したからね。 でもって、氷呂ちゃんと同じシャンプー使って「俺と同じ匂い…」とこっそり悦ってるコだからね。 逃げてー。氷呂ちゃん全力で逃げてー。
/184ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1021人が本棚に入れています
本棚に追加