邂逅、覚醒、歓迎

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「――でも」 「?」 「やはり、あなたは私の見込み通りだったわね」 見込み……通り……? 「ふん……」 「ふふふ、大型新人ゲット、ですね」 健児は腕組みをして無愛想に鼻を鳴らし、縁は含み笑いをしながら手を合わせている。 何がなんやら……? 「さて、と。色々とあったけど私達はあなたを歓迎するわ、行橋クン。もちろん入ってくれるわよね?」 いきなりの音無の台詞に呆然としてしまったけど、すぐに飲み込んだ。 「……ああ。えっと、これからよろしく」 そう返すと、音無は満足げに頷いた。 「改めてようこそ、我らが陽炎学園を守護する光の騎士、リヒトリヒターへ!」
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