18人が本棚に入れています
本棚に追加
/265ページ
「――でも」
「?」
「やはり、あなたは私の見込み通りだったわね」
見込み……通り……?
「ふん……」
「ふふふ、大型新人ゲット、ですね」
健児は腕組みをして無愛想に鼻を鳴らし、縁は含み笑いをしながら手を合わせている。
何がなんやら……?
「さて、と。色々とあったけど私達はあなたを歓迎するわ、行橋クン。もちろん入ってくれるわよね?」
いきなりの音無の台詞に呆然としてしまったけど、すぐに飲み込んだ。
「……ああ。えっと、これからよろしく」
そう返すと、音無は満足げに頷いた。
「改めてようこそ、我らが陽炎学園を守護する光の騎士、リヒトリヒターへ!」
最初のコメントを投稿しよう!