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留学僧が開いた禅院が、諸派の本山となりました。
当時の臨済僧は、加持祈祷の密教を兼修していました。
禅宗は、経典の解釈では得られない、本当の悟りを体験する事が、目的とされています。
そのために、臨済宗は坐禅と公案という修行を組み合わせているそうです。
観音信仰を中心に、般若経の読誦や祈祷も盛んですが、
修行では、本来の自分、すなわち仏としての自己をつかむ事とされています。
その真理は、経典とは別に伝わってきました。
明王院 鐘楼
![image=431463157.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/431463157.jpg?width=800&format=jpg)
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