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「オレ、ぶっちゃけ今どーして良いかわかんねぇ」
だからアタシの方がわかんないっつーの!!
「櫂には感謝してる、これでも」
『……?』
「いつもオレを優先させてくれてた」
『そう、だろうね』
「…アイツ、オレのことで何か言ってた?」
『あんまり覚えてないけど……唯一心許してて大事、みたいなことは言ってた』
「…そうか」
『あ、あのさ…アタシはどうしたら良いの?』
「お前は…」
少し考えた様な顔をして「好きにしろ」って言われたアタシ。
そう言うと、アタシに背を向けた。
「お前が櫂を選ぶなら選べば良い」
そしてSoilwは何も言わず、静かに部屋を出て行った。
部屋にはアタシ1人が残っただけ。
Soilwの言葉に、少なからずショックを受けたアタシは、Soilwを追うことが出来なかった。
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