あなたが…"Ｋ"

-新しいルール-

『はぁ…』

昨日のことを思い出してまた溜め息。

アタシにどうしろって言うの？ 好きな方を選べ？ いきなりのことばっかり告げられて答えなんて……決めれるわけない。

もう考えたくない。
出来ることなら…知りたくなかった。春稀先輩が２人居た、なんて…

２人が答え出してくれて、何も知らないアタシに「オレがＫだよ｣なーんて言ってくれたら良かったのに。

『……どっちかなんて、決めれないよ…』

美樹はアタシの呟きを気にすることなく隣でずっと寝ていた。