斎、キレる!

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『…………梓いないね。向こうに行ったのかなぁ?』 コツコツ… 遠ざかる足音に、俺様は恐る恐る目を開ける ――…た、助かった…? 小さくしていた体を起こし、斎がいない今がチャンス!!とばかりに扉に手をかけた。 ―― ガラッ! …が、 『梓、みぃーつけた』 扉を開けたら、目の前に… 遠ざかったはずの斎が、カッターをチキチキチキ出して満面の笑顔で立っていた。
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