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「しかも、普段はそんなそぶりを見せねぇから言ってねぇけど… アイツのドの超えたブラコンはまさにヤンデレ…
普段はそんなこともねぇから俺様は隠れヤンデレって言ってっけど、そもそもの原因は俺様じゃなくテメェらだろうが」
梓の呆れ返る声に、梓の視線に…
「え、まさか… 僕たちのせいだと言うんですか!?」
朔ら三つ子に視線を向けた。
「三日間、記憶ねぇヤツに言われたくねぇけどな…」
「は!? なに言ってるんですか!?兄さん…?」
「まぁ、そのことは置いといてだな…
オメェらは生まれて何年俺様や斎といんだよ?」
「え?どういう意味?あんちゃん…?」
楓も話に食いついた。
「アイツは、自分で口に出しゃぁしねェが寂しがり屋だって知ってんだろ。昔っから親父達は仕事人間で斎はあの性格。
寂しい思いを補うように斎のヤツは俺様に執着するようになった。変わったのは… オメェら三つ子が生まれてからだ。」
朔、楓、夜にそれぞれ目を向ける
「相変わらず、仕事人間の親父達はまだ小せぇテメェらを俺様と斎に預けて仕事仕事…
オメェらは、ぎゃんぎゃん泣くし、とにかく毎日が憂鬱……いやいや、大変だった」
「……それはすみませんでしたね!」
朔がぷぃっとそっぽ向く。
「…で、毎日が大変だし忙しいしで… 斎のヤツもしまいには寂しいことも忘れていた。それほど、オメェらの存在は斎にとって大きかった…」
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