斎、キレる!

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「………でもって、解決策はある。」 些か、眉を寄せて嫌そうに言う梓に、全員、失った希望の光が見えた気がした。 『俺は信じてたぞ!』 『やると思ってた!!!さぁ、止めてくれ野崎兄!!』 好き放題言う周りを無視し、斎に向かって梓は大きく息を吸って‥ 吐いた。 「俺様が悪かった」 手榴弾のピンに指をかけようとしていた斎の手が止まる 「……え?」 「斎… 好きだ!愛してる!!俺様や朔、楓、夜… 兄弟愛は不滅だ!!お前から逃げねぇし、ずっと側にいる…」 「あ、梓…ッ」 「え!?兄さん! なぜ、僕たちまで!?」 そう、梓は確かに言った。朔達も含めて、斎から離れることはない。兄弟愛は不滅だと- 「あ?あったりめぇだろ!俺様だけじゃぁ 意味ねぇんだからな」 ほら、お前らもなんか言え! 自分たちも死にたくない… 梓に言われ、とりあえず、と三つ子達はいろいろ斎に叫ぶ 「いっちゃんのことだーいすきだよ~?」 「僕も兄さんが大好きです!」 「俺も俺もw」 「な!?斎、こいつらもこう言ってんだし… その物騒なモノは置いて、仲直りしようぜ?」 「うん… うんっ! みんなごめんね…ッ」 うわぁぁん! 泣きわめく斎を梓は抱きしめて、疲れた顔で慰めた。 .
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