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「でも…彼とは一年もしないうちにダメになってしまったわ。そのあたりから…和泉は元気にしているのか…また和泉に会いたい!抱きしめたい!と思い始めたのよ…」
そして…一言、寂しいのよ…と呟いた。
「私は…大きくなってからのイズミ君しか知りません。でも、私のお手伝いもしてくれて…素直で本当にイイ子です…この間は、前歯が一本抜けました…」
「そんなに…成長したのね…」
そして…ひとつ提案をした。
それは…イズミ君と翼さんと3人で会ってみたらどうかと…
翼さんさえよければ…
なんだけど…
……………………………………
………………………
………………
結局…翼さんがしぶしぶOKしてくれて、会うことになった。
よりによってクリスマスの日だなんて…
「じゃ…早めに帰ってくるから…」
翼さんの顔を見れば不機嫌丸出しだ…
イズミ君にはまだ伝えていない…
「千晶ちゃんは行かないの?」
「うん、千晶ちゃんはね、今日のご馳走作らなきゃいけないから、お父さんと行ってきてね?」
「はーい!」
私にバイバイと小さな手を振って、イズミ君はお母さんに会いに行った。
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