涙のクリスマス

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************** 千晶がそんなことを気にしていて… まさか、あいつと対面していたなんて全く知らなかったし、気付きもしなかった… イズミのやつ… なんでそこの気持ちわかんねーんだ? 我が息子に俺はイラッとしてしまう。 よりによってクリスマスの日に指定してきたアイツ… 今日ばかりは、けじめつけてもらわないとダメだな… 玄関先でイズミが… 「千晶ちゃんは行かないの?」 と純粋に聞いてくる… 「千晶ちゃんはね、今日のご馳走作らなきゃいけないから、いけないから、お父さんと行ってきてね?」 と諭す。このときの千晶の顔は必死で泣き顔を見せないように、笑顔を取り繕っているように見えた。 ありがとう、千晶… 本当にありがとう… こんなにイズミを可愛がってくれて… 「は~い!」 そして、行って…らっしゃい!と… ドアを閉めた――……‥ .
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