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私の考え方、変だ…
自分でもわかってるよ…
やっと見つけた幸せな毎日。
翼さんとイズミ君と…
何の障害もなく…
毎日美味しくご飯食べて…
笑って、怒って、泣いて…
また次の楽しい1日が始まって…
なのに…自分で閉めたドアの音がこんなに重々しいものだなんて…
イズミ君は…お母さんに会えて嬉しいよね?
お母さんと暮らすことになったら…千晶ちゃんのことなんて…忘れちゃうよね…
ゴロンとソファーに横たわって泣いていたら、いつの間にか眠ってしまっていた…
……………………………………
………………………
………………
「……き、………て…、………ん……」
あれ。イズミ君の声?
目を開けると、ホッとしたような顔で私を覗き込んでいるイズミ君がいた。
「千晶ちゃん、起きたよ~?」
「お~そうか、もうちょい寝かせてやれ。イズミ、早くこっち手伝え!」
「わかったぁ~!」
へ?………なに?
慌てて時計を見ると、もう14:00になっていた。
きゃぁぁぁぁ!
うとうとにも程があるよ~!
慌てて、キッチンに走った。
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