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「千晶ちゃん!今までごめんなさい!ボク…千晶ちゃんがいなくなると悲しいよ!だから…ずーっとずーっとボクのママでいて!」
イズミ君が私に抱きついてきた。
「ありがとう…ありがとう…イズミ君…ママ、頑張るから…頑張るから…」
涙を流して私はイズミ君をギュッと抱きしめた。
やっと…私、イズミ君のママになれたんだ…
「ごめんなさい…」
突然謝るイズミ君。
「どうかしたの?」
「ママ…にプレゼント見つけられなかったの…」
私は涙を拭い、笑ってしまった。
「イズミ…に、ママ。って呼んで貰えたことが、ママにとって最高のクリスマスプレゼントだよ!ありがとう!」
イズミの顔が明るくなる。
私だって嬉しい!
「よし!じゃ、今日はパパと3人でご馳走作ろうね!」
「うん!」
「え~、俺も~?」
「当たり前ですっ!」
「「ね~っ!」」
イズミと2人顔を見合わせて、クリスマスのご馳走を作った。
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