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翌朝。
枕元にはパパサンタさんからのプレゼント。
有名ブランドのネックレス。
ダイヤの輝くネックレスが…
今も寝息をたてる翼さんのおでこにチュッ…とキスを落として、キッチンに行く。眠気眼を擦りながら…
家の空気を胸一杯吸い込んでみる。
その匂いには昨日の楽しかった思い出が含まれていた。
「プレゼント見つけられなかったなんて…」
鏡に写った自分の首もとをみて、つい頬を緩ませてしまう。
『ママ』
イズミにとって、お母さんとは自分を置いて行った人としてしか考えていなかったみたいだ。
だから…私を、そんな『お母さん』と一緒にしたくない。と思っていて『お母さんなんかじゃない!』とムキになってしまったんだ…と昨日翼さんが教えてくれた。
ありがとうイズミ。
ありがとう翼さん。
私たち、これからもっともっと、仲良し家族になろうね!
よし。朝ご飯作んなきゃ!
―第四話・end―
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