321人が本棚に入れています
本棚に追加
/99ページ
「お母さん。
実は私も考えてたの。
イズミは、本当にいいコなんだよ。
だから、たくさんガマンしてるんだと思うの。
お母さんに貰えなかった愛情を…
私があげたいの。」
自分なりに少しずつ…
私もお母さんになりたい。
だから、これが私はタイミングなんだと思った。
**************
「そっか…でも…いいのか?」
翼さんに母と話した事を教えた。
少し申し訳なさそうに、後ろ頭をポリポリ掻く。
まさか、こんなに早く私が仕事を辞めるとは思っていなかったのかな?
「うふふっ!いいんです!恵美子さんも、そうしなさいって言ってくれたし。ただ…あと1ヶ月は、一時間だけ残業して新人さんに仕事教えて欲しいって言われたの…」
.
最初のコメントを投稿しよう!