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「じゃあ、秋乃頑張ってね」
「…はぁーい」
そそくさと、帰り支度を済ませ席を立つクラスメイトに気の抜けた無い返事を返す
瑞戸高校 普通科1年 観月 秋乃
どこにでもいる今時の女子高生
趣味は、読書と料理という女の子らしいが、活発な性格で、人見知りをしない
勉強の方は、常に10位以内をキープするほどの優等生
だが、その優等生にも、苦手な教科はあって今日から一週間補習を受ける事になっている
「はぁー、さて…私も行こうかな…」
重たい足どりで、教室を出る
向かう場所は、数学科教室
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