●第一話●

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アナウンス 「ご搭乗の皆様、間もなく当機は、射手座・スパイラルアーム、ヴィオス星系にデフォールド致します。現在荷電(カデン)粒子レベルは良好。なお、デフォールドの際、軽いショックを伴うことがありますので、シートベルトの着用をお願い致します」 《デフォールド後、機内に明かりが灯る》 乗客A 「はぁ~…(背伸び)」 乗客B 「やっと着いた~…」 シェリル 「ストロベリーパイが…(寝言)」 グレイス 「起きてください、シェリル」 シェリル 「ん…(眠そうに起き上がる)なあに?」 グレイス 「そろそろ到着です」 シェリル 「(起きようと身をよじる)」 シェリル 「…っう(窓が開き、差し込んできた明かりに目を細める)」 シェリル 「…うわあっ(窓から見える景色に、喜びを含めて)」 船団の人 「This is GFS one zero eight,belong to galaxy starliner.Reply to me,Frontier Control.」 応答の人 「GFS one zero eight,this is Frontier Control.Welcome.」 応答の人 「我が船団は、銀河の妖精ミス・シェリルの来訪を、心より歓迎する」 シェリル 「(機内から見える景色に感動して)うわぁ… …海…」 《街中は、シェリルの情報で溢れ返っている》 語り 「かつて、ゼントラーディと呼ばれる巨人達との戦争があった」 語り 「初めての地球外生命体との闘いで滅びの危機を経験した人類は、大宇宙への進出に未来に託し、新天地を求め 銀河系の各方面へと旅立っていった」 語り 「そして、西暦2059年。数えて25番目となる移民巨大船団・マクロスフロンティアは、銀河中心宙域に向けて、大航海を続けていた」
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