第一章:「はい、もしもし?」

2/6
前へ
/104ページ
次へ
ピピピッ、ピピピッ…… 「…………」 ピピピッ、ピピピッ…… 「…………」 ピピピッ、ピピ… 「うっせー!!休日くらい寝かせろー!! たくっ…… あ、タイマーセットしたままだったか…… ん?えっ!?もう始まってんの!?」 どうも、この物語の主人公?の斎藤 亮(さいとう りょう)。 霊が見える以外、どこにでもいる高校生だ。 ……すまない、調子こいた。 だが少なからず間違ってはない。 ちょっと霊感なるものがあるからだ。 まあ、火の玉とか、薄い人とかが少し見えるだけだ。 正直、どうでもいい…… だからと言って、陰陽師だとか、某霊能力教師だとか、某死神代行でもない。 ただ、親…… まあ父親との仲が最悪で独り暮らしをしている高校生だ。 ちなみに母親は小学生の時に不慮の事故で亡くなった。 妹もいたけど、生まれつき体が丈夫じゃなくて母親の後を追うように逝ってしまった。
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!

83人が本棚に入れています
本棚に追加