第一章:「はい、もしもし?」

3/6
83人が本棚に入れています
本棚に追加
/104ページ
っと若干重い話になりかけたけど、今日は休日で朝はゆっくり寝て、夜ゲームの予定だったんだが……とんだ早起きだ。 ちなみに今6:30分…… 「二度寝するか……」 再び布団に潜ると。 ♪~♪~♪~♪~ 「ん?」 俺の携帯がなった。 メロディーと長さからして電話だ。 半目になりながらディスプレイを見ると、『非通知』と表示されていた。 うっし、放置。 携帯をそのまま放置し、また布団を被る。 しばらくすると電話は切れたが、またすぐにかかってきた。 「ちっ……」 面倒だから放置。 それが5回続いた。 「だー、くそっ!! はい、もしもし?」 ウルサくて遂に電話に出た俺。 それが、新たな生活の始まりだった。 ……のか? 「……おい?」 『グスッ…あ、あたし…メリー…… やっと、ヒック…出てくれた……』 ガチャッ、ツーツーツー 「……メリーって、あの怪談の? てか泣いてたぞ……」 今まで普通に幽霊などを見ている俺に関しては驚きはしなかったが、新鮮な気持ちになった。
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!