真っ赤なブルー

あの夏

俺が主将の夏。

甲子園に出場する為に、一生懸命練習してきた。

地区予選 一回戦。
一点差で負けた。

背番号１番。
ピッチャーの俺が4日前に怪我をしたせいだと思った。

後輩や仲間達は、泣きじゃくる俺を見て、励ましてくれた。

立ち直ったつもりだった。
でも、心は立ち直っていなかった…。