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店を出て、麻姫の手をひっぱる。
麻姫は少し動揺していたが、抵抗なくついてきた。
店からマンションまでわりと近い。
俺の家に麻姫を招き入れるのは二度目だ。
玄関に入るやいなや、キスをする。
「蒼馬!?」
驚いた顔の麻姫を尻目に、優しく丁寧に扱う。
この前ひどくしてしまったから。
好きだという気持ちを込めて。
麻姫は泣きそうな顔を堪えながら、俺の腕の中で啼いた。
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