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晴れ晴れと気持ちよい朝…
なんてことはなく日の光がたまに入る程度の曇り空の下を歩いている
ん?俺が誰かだって?
コレといって特徴があるわけでもなく、顔は中の上、成績は255/600…
中途半端野郎の海森 空だ
「って、俺は誰に説明してんだ?
頭に春が来てたのかねぇ~」
そうだ、そうに違いない!
…首吊りできる場所ないかな?
「空~~~!」
俺が勝手にブルーな気持ちになっていた時に声が聞こえてきた
まぁ、どうせあいつ等だろ…
俺はだるい気持ちを抑えて振り返る
すると数メートル後ろから走って来るイケメンの親友
「おはよ、真良」
このイケメンは俺の親友で幼なじみの
楠 真良
スポーツ万能・学校のトップ10に入る学力
おまけに誰にでも優しく接するというまさに主人公の鏡だ
「酷いよ空!
昨日一緒に登校しようって言ったじゃん!」
「あぁ?
…俺の脳内記録媒体MiSoには該当するデータらしきものは見当たらないな」
ぶっちゃけ忘れてただけだが、それを言うのもなんか嫌だからとぼけてみせる
「格好よく聞こえるけど俺ちゃんと言ったからね!?」
「うるせぇな、昨日のファミレスでのやりとりなんかいちいち…、あ」
「覚えてんじゃねぇか!」
やっぱこいつを弄るのは楽しいな♪
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