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有斗『奈緒の家もダメだったか…』
鷹田『……わかってた事だし』
外村『ドームもうすぐやんね』
有斗『時間ギリギリになったな…』
鷹田『誰も生きてないし、まともに寝れてないし、変な力使えるし』
有斗『夢の中にいる気分だよな…昨日まで普通に暮らしてたのに…』
鷹田『何か原因があるはず…だよね?』
有斗『ウィルス事件を犯した犯人とか…白井先生とか…』
外村『一気に色々有りすぎたやんね…』
有斗『俺達にできる事は今を生きる…死んでしまった人達の為にも精一杯生きる!…とにかく先生達が待ってるからドームまで急ごう』
外村『そうやね…行こう』
ドームに辿り着く三人
有斗『何とか辿り着いたな』
鷹田『うん…行きましょう』
外村『ちょっと時間過ぎちょるけど』
中へと向う
明『有斗!無事か!』
有斗『父さん!生きてたのか?…姉貴も!』
三郷『良かった…』
鷹田『有斗君の家族無事で良かったね…』
有斗『そう…だな…』
赤木『有斗!俺らも無事だぞー!』
有斗『おう!赤と山に白井先生も…坂口?お前家に帰ったんじゃ?』
坂口『成り行きでここにいるッス…』
外村『でどうするん?』
明『北九州門司港から山口下関へ突っ切る』
有斗『はっ?ここからなら佐賀に行った方が近いよ』
明『さっきニュースが入ったんだが、流れたウィルスが九州全域に広がっているらしい』
有斗『何だって!?もしかして…』
山『そう…予想通り九州だけ閉鎖されてるって訳だ』
白井『政府の発表だと近日中に、島ごと放棄するらしいわよ』
有斗『何でこんな事に…』
明『感染するそうだ…だから船や飛行機も運行禁止になっているので橋しか通れない』
赤木『きっと大丈夫さ俺達にはPSIがある!』
有斗『だけど自衛隊には見つからないように行かないと』
明『そこには俺の策があるから安心しろ』
鷹田『あたしには自信がない…』
有斗『大丈夫だ!誰も捕まらない、きっと上手くいくさ』
鷹田『う…うん』
明『皆疲れてるだろう?交代で見張りつけて休もう』
その言葉に気が抜けたのか、鷹田がその場で寝転がる
有斗『よっぽど疲れてたんだな…』
外村もそのままドームの芝生に倒れ込む
赤木『お前も疲れてんだろ?有斗も休め』
有斗『それじゃお言葉に甘えさせてもらう』
そう言って眠りについた
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