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ーふと、空を見上げる。 君と見たあの青空が広がっている。 でもいま君は隣にいない。 変わりに、 腕に感じる軽くて、そして重い命。 まだたどたどしい動きで、その小さな指を空へと指す。 ーああ、そうだよ。この空を、ずっと覚えとくんだ。 お前と同じ名前で、ママが好きだったこの美しい青空を。
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