可愛いキミのことだから

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「ねえ?あの時は、マジでどうしたの?」 「あの時?」 「ほら、上田が倒れて、中丸も意識飛んだ日」 「あぁ・・・・何かあったなあ・・・覚えてないんだ」 そう。 あの日を境にまた、上田と遊んだり食事したりしてる。 「寂しかったんじゃないかな?」 「中丸が?」 亀は意外そうな顔をした。 「そう。ずっと一緒にいたのに、いつから離れたんだろう?とか・・・」 「あぁ・・・立ち位置とかも変わっちゃったからね」 「そ。それで寂しくなったんだと思う(苦笑)」 カメと二人で苦笑いしていると 「なかまる~」 「おう」 上田が呼んでいる。 「ま、なんにせよ。二人が元気になって良かったよ(笑)」 そう言ってカメは田口と聖の話の輪に混ざっていった。 「何の話してたの」 無意識に上目遣いで話しかけてくる上田は犯罪級の可愛さ。
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