7人が本棚に入れています
本棚に追加
「ラグビー部…なのか?」
僕は念のため確めてみた。
「違うぜぇにーちゃん!オイラはさすらいのばりばりの女子バスケ部さ…そこは乙女の花園…。何故そんなことを聞くんだいにーちゃん?」
彼女はまだあの意味不明なキャラのまま答えた…。
僕はもう少しで「なんじゃそりゃ!」…と言いそうになったが、なんとか気合いで押さえた。
「いや…、タックルで世界目指そうって言うから…ラグビー部の人かなっと思って…」
僕は扱い方のわからない何か危険な接着剤を取り扱うように慎重に質問に答えた。
「あー。これは冗談だよ冗談!強いて言うなら私節さ!」
彼女は、はっはっはと笑いながら太陽のような満面の笑みでそう言った。
へ?…冗談…私節?
「うぉっと、少年!もうこんな時間だ!!……それじゃあ、私は急いでいるから行くね!」
彼女はそう言うと「また会おう!」…と言い残し、嵐のように去っていった…。
なんだったんだ、いったい?
「…あ、名前…聞いてないや…。」
僕はそう思ったが何故か彼女といたら僕の体力が持たない…と判断したので、別にいいや。
…と思った。
最初のコメントを投稿しよう!