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「浜やん!おはよー」
「おう!おはよう裕美。」
なんでコイツ達はいちいち朝から僕の席に群がってくるんだ!?
コイツ達は蟻か?!僕は甘い物か?チョコか!?
「挨拶は大事だな!うん。でもな、そろそろHRだろ!そろそろ自分の席に戻れよ!」
「えー。いーじゃん!もっと話そう、ゆうきぃ~」
「そうだぜ我が青春の友よ。」
ああ、話したいよ俺も。だがな、もうチャイムなってんだよな。
他の生徒は席に座ってんだよ!先生来てんだよ!
だからお前達もシット(黙って)して早く席にシット(座って)してくれ!!
「良いわけないでしょ。先生もう来てるんですけど、遅刻に仕立て上げますよ?」
そう先生が言うと、裕美と浜はそろって「はい!!」と素晴らしい返事をすると、人間の限界を越えた速さで席についた。
まさに鶴の一声とはこの事。
「では、朝のHRを始めます。長戸さん、号令お願いするわね。」
そう先生が言うと、サラサラの長い黒髪を靡かせた、クラスのマドンナ兼クラス委員長の長戸 トコ-ナガト トコ-さんが「はい、先生」…と言い。
その小鳥達も驚きの綺麗な声で僕達に号令をかける。
「起立!…気を付け!…礼!…おはようございます!」
「「「「おはようございます!!」」」」
「…着席!」
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