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「あ、そうそう。もしも戦う時があったら呼んで。回復してあげる!」
「その時は、頼みますよ。」
ピクシーを管に収めた。思っていたよりも頼もしい仲魔だったようだ。
「ノボリ兄さん、よかったね!」
「そうですね、クダリ。」
そこに口を挟むようにカミツレ様が言う。
「あなた達…誰と話していたの…?」
―カミツレ様には見えていない…?
「えへへ…カミツレさんには秘密!」
笑いながら、クダリは幼稚な言い訳でごまかされ、穏やかな空気と安心に満たされた。
…その時だった。
「警報!?」
「珍しいわね…。」
「行きましょう。嫌な予感がします。」
胸騒ぎがする…心臓の音がいつもより鮮明に聞こえる…。
急がなければ…!!
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