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刀を鞘に収め、肩の力がようやく抜けた。
いつの間にか、息が上がり、コートも返り血を浴びていた。
「ノボリ兄さん、大丈夫!?」
駆け寄るクダリは、心配そうに見ていた。
「大丈夫ですよ。心配をかけましたね。」
クダリの帽子を取り、頭を撫でて安心させてあげた。
「ん…?あの人…。」
カミツレ様が指さす先に、生き残りがいたのだ。しかも、数人。
「腕や足を噛まれていますね……。ピクシー、回復出来そうですか?」
すると、ピクシーは親指を立て、ウィンクした。
「お願いします。」
車掌やトレーナー数人を、いとも簡単に回復させた。
…さて、これからコントロールルームの掃除。カミツレ様も手伝ってくれるそうですが、時間がかかりそうです。
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