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某日…。
何も変わらない朝だった。
顔を洗い、髪型を整え、朝食を食べた。着替えて、今日も暇で激しい一日が待っている。
…はずだった。
帽子を被ろうとした。
カラン……
何か落ちた。拾いあげると、少し錆び付いた管だった。
見覚えの無い不思議な管。指で弾くと、金属のいい音が響いた。
開けようと試みるも、開くわけがな……い…!?
―頭に流れてくる言葉…勝手に口が動く…。
すると管が開き、緑色のまばゆい光を放つ。
「うわっ!!」
何かが飛び出すと同時に、自分の体が反対の方向に吹き飛ばされた。ロッカーにぶつかり、上に乗っていたものが全部落ちた。
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