王道は避けては通れない!?

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「こいつはまさか!……変態か!」 絶妙な服の裂け具合。狙ったとしか思えない。 「馬鹿なこと言ってないで助けるぞ。」 「分かってるよ。ちなみにこのドラゴンはここにいるはずのないドラゴン。つまりイレギュラーだ。分かるな?」 「分かった。早速使ってみるか。想像の力を。来い!小型KARASAWA!」 2ヴァージョンのアレです。小型化しても恐らくとんでもない威力なんだろう。 「消えろイレギュラー」 イレギュラーな僕たちが言っちゃだめな気がするけど、今回だけの特別サービスだ。 葵が引き金を引くと、あの発射音と共にエネルギー波が放たれる。 ドラゴンは避けることができずにクリーンヒット。 って爆風やばいよね!?女の子が危ないのでとっさに障壁を張る。 ドラゴンは吹き飛んだ。跡形もなく。 「強すぎるね。流石リーサルウェポン。」 「それより!女の子は平気だったのか!」 葵に言われてアレの威力に驚いていた僕は気を取り戻して女の子に意識を向ける。 びっくりして気絶はしているが幸い擦り傷や小さな切り傷だけだったようでホッとする。 「一応回復掛けておくよ。」 「頼んだぜ。俺はまだ魔法をうまく使えないからな。」 とにかく簡単な回復魔法をかけてから数分後漸く女の子が目を覚ます。あ、服も直したからね!
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