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タップリと眠ったせいか、翌朝、誌乃はだいぶ元気になった。
「 本当に大丈夫か?」
慎一は少し心配そうにそう言ったけれど、誌乃は、大丈夫、と笑顔を見せる。
「……じゃあ、少し街にでも出てみるか 」
本当は、プライベートビーチで誌乃の水着姿を堪能し、オイルを互いに塗ったり塗られたりなどと、アレコレ妄想していた慎一だったのだが…。
誌乃の体調を考えると、やはりそれは躊躇われた。
「 うん、行きたい 」
誌乃が喜ぶ顔を見て、ま、いいか、と慎一の表情も緩む。
「 無理はするなよ?」
うん、と笑う誌乃の手を取り、部屋を後にした。
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