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「……今日は早く寝ちまったな 」
夜になり、ふたりで結希を寝かしつけた後、寝室に戻った慎一は、そう言って笑った。
3歳を過ぎた頃から、結希は自分の部屋でひとりで寝るようになった。
勿論、寝付くまで傍にいるし、寝室のベッドには、様子が分かるようにモニターが設置されている。
そこに映し出される結希を見て、慎一の顔は自然と緩んだ。
「 たくさん遊んだもんね 」
田島家の墓参りの前には、都の墓参りにも行った。
都の命日でもあり、誌乃の誕生日でもある春のお彼岸。
同時に、入籍した日でもあるから、慎一にとっても誌乃にとっても特別な日だ。
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