春の雪

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「 誕生日を賑やかに過ごせて、本当に幸せ 」 そう言ってベッドに入った誌乃を、慎一はすかさず抱き締める。 「 賑やかなのもいいが…、俺は今日は、早くふたりきりになりたかったよ。 プレゼント、…欲しいだろ?」 そのプレゼントは、いつも貰っているけれど。 だって、欲しいものは?と聞かれても、答えはずっと変わらない。 ……欲しいモノは貴方だけ。 貴方に愛される事が…、私には最高のプレゼント。 「……俺もだよ。…君以外に欲しいモノなんかない 」 ……ずっと変わらない。 誌乃の心とカラダを満たせるのは…、俺しか居ない。 俺の心とカラダを満たせるのも…、誌乃だけだ。
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