第一章 ◆転校生◆

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キーンコーンカーンコーン... 「いよーし、HR(ホームルーム)始めるぞー。席つけー。お、宮松、白い恋人じゃんか。北海道行ったのか、俺にも土産くれー。」 「えーマジすかー。みんな寄ってたかって俺の愛する恋人を...。俺にはこいつしかいないのにっ!」 「宮松...すまん、俺が悪かった。潔くお前の恋人は諦め──」 「はい、どーぞ。」 「─って良いのかいっ!!」 どっ 朝からのショートコントに教室が沸く こんな掛け合いし始めるなんて、俺も何だかんだテンション高いな まぁ、休み前からやってた事だけど 「はい、宮松から土産も貰った事だし、改めてHR始めようか。日直、号令よろしく。えーっと今日は...大川だな。」 「うぃーっす。起立、気をつけー..礼。」 お願いしまーす 「着陸。あ、やべ。間違えた。」
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