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序章 明けぬ闇の中で…
"其処に有ったのは、世界の根源
ただ光も闇も何の堺もなく全てが混ざり合い
混沌とした物質が其処にただ、存在していた
其処へ三つの存在が降り立った
"右手に生を、左手に死を宿した、創世神マゼンタ"
"右手に力を、左手に理を宿した、創世神シアン"
"右手に時を、左手に間を宿した、創世神レグホーン"
"創世神マゼンタは、美しき朱を内に秘めた女性の姿を
また、創世神シアンは美しき蒼を魅せた不死鳥の姿を
そして、創世神レグホーンは美しき黄を輝かせた黄金の巨龍の姿を"
先ず創世神シアンと創世神レグホーンがその雄大なる翼を羽ばたかせると混沌とした物質に境が生まれ、世界は必要な物と、そうではない物に分かれた
次に創世神マゼンタと創世神シアンが其の物質を練り上げ、杭を刺すとそれは混沌とした物質を形付ける世界の法則と成った
最後に創世神マゼンタと創世神レグホーンが自らを傷付け血を流すと、其れは世界に生きる生物と成った"
"神は世界を創りし後"
"その腕を切り落とし"
"世界の安定を保つ使徒を造り出した"
"罪深き二つの十字架を背負いし者を…"
("絶対の真理"神話系譜抜粋)
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