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どうやらこの能力には本人の信じこむ力が必要らしい
心のどこか､頭の片隅で少しでも
『馬鹿馬鹿しい』
『理屈に合わない』
『ありえない』
という気持ちがあると発動しないのである
大人にはﾋﾟｰﾀｰﾊﾟﾝは見えない
ﾈﾊﾞｰﾗﾝﾄﾞには行けないのだ
ある程度の大人になればそういった気持ちが生じるのも仕方ないことである
中にはいつまでも少年少女の心をもった純粋な､言いかえれば痛い大人もいる
だがそんな大人がこの様な事態をなんとかしようと思うはずもなく
少年少女と一緒になり恥ずかしげもなくこの混乱を楽しんでいた
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