SNOWDROP~雪の花~

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ふわりと香る香水に 欲しいのはこれじゃない こんな造った美しさなんかじゃなくて 目を閉じると浮かぶのはあの綺麗な涙を流した彼なんだ 彼の唇はこんなに紅く彩られてなくて 彼はきっと石鹸の香りで こんな風に誘うことなんてきっとしないだろう キスに慣れてなさそうな唇はきっとぎこちなくて 彼女を彼と重ねて口吻ける。 それだけで熱くなる自分がいて… 彼女の体を抱き上げベッドに倒れ込む。 彼の線の細そうな体は女みたいに華奢そうで… 目の前の細身なのにグラマラスな体を瞼の裏ですり替える。 それだけなのに頭に血が昇る自分がいて 初めて女を抱いた時のように体が熱く逆上せていった。           fin?.
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