桃太郎

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そんな人里に暮らしていた、とある老夫婦。婦人は川へ衣類の洗濯に、殿方は山へ採掘にと、鬼に怯えながらひっそりと暮らしていました。 婦人が洗濯をしている最中、上流から巨大な桃が流れてきました。 どんぶらこ~すっとんとん どんぶらこ~すっとんとん マンダ酵素に漬けられたかの様な、通常の桃の10~15倍をゆく桃は、婦人の目にとまらないわけがない。 「なんて大きな桃…捕らざるにはいられない」 婦人は言わずもがな、その桃を持ち帰りました。 殿方は家に帰ってきてびっくり仰天。 「あなた、この桃を食べましょう」 「大きすぎて捌けんわ」
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