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『おはよう』
「よっ!流星!」
『今日も元気がいいな、弦太郎は‥見てて気持ちがいい』
「おっ、そうか?嬉しいぜ!」
不意に、流星がフッっと微笑む。
俺は、その微笑みに妙な落ち着きを感じる。
『最近、ゾディアーツも力を増しているけど、どう思う??』
「どんなに強くても、叶わない相手なんていねーんだ!絶っ対、倒すっ!!」
『弦太郎らしいな。俺は、タチバナさんの為にも、全力でぶつかっていく‥』
「そうだな‥。」
拳をグッと握り締める流星から、熱く硬い決意が感じられた。
そんな流星の拳を、俺は優しく包み込む。
『っ……?』
「一人じゃないってこと、忘れるなよ…?俺達には、ライダー部のみんながいて、顧問の大杉先生もいる。みんなで仮面ライダー部だ!」
『ああ、分かってる。ありがとう、弦太郎‥』
何故か少し切なそうな目をして頷く流星に、俺は寂しさを感じた。
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