優・絆・恋・思

2/4
前へ
/20ページ
次へ
『おはよう』 「よっ!流星!」 『今日も元気がいいな、弦太郎は‥見てて気持ちがいい』 「おっ、そうか?嬉しいぜ!」 不意に、流星がフッっと微笑む。 俺は、その微笑みに妙な落ち着きを感じる。 『最近、ゾディアーツも力を増しているけど、どう思う??』 「どんなに強くても、叶わない相手なんていねーんだ!絶っ対、倒すっ!!」 『弦太郎らしいな。俺は、タチバナさんの為にも、全力でぶつかっていく‥』 「そうだな‥。」 拳をグッと握り締める流星から、熱く硬い決意が感じられた。 そんな流星の拳を、俺は優しく包み込む。 『っ……?』 「一人じゃないってこと、忘れるなよ…?俺達には、ライダー部のみんながいて、顧問の大杉先生もいる。みんなで仮面ライダー部だ!」 『ああ、分かってる。ありがとう、弦太郎‥』 何故か少し切なそうな目をして頷く流星に、俺は寂しさを感じた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加